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半年間の危険な誘惑!
ブルベは会員を対象にした"クラブラン"です!

大会正式名称:公式ブルベ2002春季トライアル
期日:200km/2月24日、300km/3月25日、400km/4月20日、600km/6月1日
場所:静岡県掛川市ヤマハリゾートつま恋発着ACP公認コース
主催:ランドヌール・ジャポン設立準備委員会

「88分の24名」日本初の公式ブルベでスーパーランドナーを目指し、そして獲得した人数だ。1999年夏の第14回PBP(パリ〜ブレスト〜パリ・ランドヌール)に飛入り視察をして以来、昨年のカナダ600km参加と国内初公式ブルベとなる200kmプラクティスの実施を経てたどりついた人数は、果たして多いのか、それとも少ないのか?

2月から始まった公式ブルベ2002春季トライアルも、6月1日〜2日の600kmでついに完結した。2月の200kmに88名がエントリーし、最終的には24名が、200、300、400、600の4つのブルベを全て獲得した「スーパーランドナー」となったのだ。公式ブルベのルールを簡単に言ってしまうと、休憩を含む平均速度で15kphを維持して、ルートブックのコースに従って個人の責任で走り、ブルベカードに各PCで通過確認のサインをもらってくるファストランツーリングだ。もっともその精神は日本には馴染の薄い"ツーリングコンペティション"という概念に基づいており、今回の参加者も回を重ねる毎にその精神を理解していったようだ。特に4月の400kmで、海外よりインターネットの国際カレンダーを見て参加して来た、カナダとオーストラリアのブルベ愛好家の助言は、ブルベの楽しみ方や奥の深さの伝道師であった。
暖冬の2月、空っ風の3月、新緑の4月と、季節の変化を感じながらも脱落者が出て行ったが、それでも全体の参加者や完走者は当初の予想を上回っていた。6月の600kmは10名前後が残れば御の字と思っていたが、その3倍が出走した。
600kmのコースは、最終的に3週間前に決まり、2週前に下見をしたが、参加者の意見を聞き、検討を重ねた結果、非常に良いものとなり、参加者の評判も上々だった。静岡県掛川市にある「つま恋」の協力を得て、スタート&フィニッシュとして、つま恋(Sta.)→天竜二股→佐久間→東栄→新野峠(PC1)→飯田→伊那→岡谷(PC2)→富士見峠→白根→鰍沢→南部(PC3)→富士川→興津(PC4)→焼津→大井川→御前崎(PC5)→大東→掛塚橋→弁天島(PC6)→掛塚橋→大東→つま恋(Fin.)と走る、変則周回の600.2kmだった。制限時間は40時間。仮眠所も5箇所候補地を用意した。主催側に出来ることは、コース設定とPC設置までで、後は出走者の力量に委ねられる。今回は天気予報が好天を伝えていたので、その点は安心材料であった。
参加者はこれまでの経験から、仮眠のタイミングやペース配分などの作戦を立てていた。大きく分けて3つ。仮眠無し派、行ける所まで行く派、仮眠所想定派の3つである。その中でも細かく分かれるのだが、特に仮眠所想定派では、350km地点、400km地点、450km地点を想定していて、ほぼその通りに仮眠したようだ。しかし、不測の事態は起こるもの。今回はコース発表がギリギリになったこともあり、前半の国道152号線や国道151号線でミスコースが続発。その中の1人はそれで遭えなくリタイア。また予想以上に日中の気温が上がり、ペースダウンを余儀なくされ、やはり1名が熱中症でリタイアとなった。そしてそれらのロスタイムは、必然的に仮眠時間を削ることになり、最長で4時間、平均で2時間前後の仮眠となったようだ。
さらに400kmまでと違うこととして、食費の出費があったようだ。2時間に1回補給するとして、10回以上の補給となる。また水分補給も予想を上回ったようで、1万円以上の出費は当たり前だった。燃費が悪いとか自嘲気味に話す人もいたが、これは重要なことだ。
公式ブルベは「安全」でも「安心」でもなく、「個人の緊張感」の基に成り立つ「ツーリングコンペティション」と言い切る反面、トラブルには皆で対処したり、完走のためのサポートをしたりと、参加者の中には連帯感も生まれたも事実だ。そのことはブルベを長く楽しむための重要な要素であり、PBPにおける国別の完走率の存在にもうなずける。「いざPBP!」なのである。


左:前半の難所、新野峠を登る。  右:南部町PC3は16:30から翌朝5:44までオープン


左:600kmは仮眠のタイミングが重要。  右:折り返せば追い風だ!浜名湖付近を疾走中!


左:トップフィニッシュの市川さんは24時間を切った。  右:コースは快走区間7割、都市部3割。

ROAD TO PBP!
日本在住の長距離ファストラン愛好家がPBPに参加するには、まず「ランドヌール・ジャポン」の会員になることが必要です。そして出場資格を得るためのブルベを取得しなければなりませんが、来年2003年8月に実施される第15回大会には、その8ヶ月前からの、200、300、400、600の取得が条件となります。
そのためランドヌール・ジャポン準備委員会では、2002年末より計6回のブルベの実施をACPに申請する予定です。また、より多くの人に公式ブルベを体験してもらうために、「2002秋季プラクティス」として、会員以外の方でもブルベの順次取得無しに参加可能な大会を9月21日〜23日に実施予定です。本気でPBP参加を考えている方は是非ご参加下さい。
PBPへの道程は半年間のスケジュール調整と、資金調達、さらに休暇の確保と、結構なハードルがありますが、春季プラクティスでスーパーランドナーを獲得した人達は、そのハードルが少し低くなったことを実感しているようです。まずはプラクティスへご参加を!

★2002秋季プラクティス資料請求
大会総合ガイド第2版は、切手240円分を下記へ送りご請求ください。(プラクティスのみは切手100円)
ランドヌール・ジャポン設立準備委員会/〒231−0048 神奈川県横浜市中区蓬莱町1−1−7−405
TEL.045−263−2240
FAX.045−232−3190
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