私の方は、2018年春より岩国市北部、山代羅漢冠エリアにほぼ住み込み状態です。
そこには、山代街道や津和野街道、山上集落を繋ぐ道が交錯しており、構想25年の「MTBリバティフィールド」が具体化できると思ったからです。
その可能性は2009年のレイド・オブシディアンのコース調査で感じ、その前年に有志と立ち上げた「いわくに研究会」としてアプローチを開始し、2016年には、柳井のサイクルショップと連携した「やましろMTBツアーズ」を実施。
その後、明治維新150周年応援企画「毛利チャレンジ2018」や、サイクル県やまぐち後継企画「オレンジトロフィー2019らかん高原大会」を実施し、それぞれ終了後、総括やレポートに合わせ、岩国市や山口県へ、ゲーム旅による「地域資源再発見企画」や、羅漢高原を中心にした「サイクリング特区錦川」を、提言しました。
それが功を奏した訳ではないですが、県からサイクルステーションの認定を受けたところに、コロナ禍となり、急ブレーキが。。。
他にも自然保護団体の交渉不調もあり、紆余曲折で、なんとか複数の移動手段による「ワンダリングZ山代」を実施したのが、2021年3月でした。
それでも「ウイズコロナ」を受け入れながら、少しでも前を向きたいと、ゴールデンウイークや夏休みの企画の状況を見ながら、「らかん高原サイクルステーション」の来春の本格オープンに向けた準備を関係者に相談しながら始めましたが、想定内とは言え、やはりと言う感じで、県立自然公園の壁にぶち当たってしまいました。
羅漢高原での「トレイルメンテナンス」をコア企画に、徐々に守備範囲を拡げようと思っていましたが、岩国市の石橋を叩いても渡らない姿勢に、二歩前進、三歩後退を余儀なくされ、「自転車観光メンテナンス」という、新しくて古い考えに舵を切ったところです。「トレイルメンテナンス」は、MTBの山道走行環境問題に向き合うもので、私の良く使う「日本の実情」のひとつです。
その解消策と言うか、MTB寄りの自転車市民権獲得登頂ルートとして「クローズド&オープン」があります。それは「シマノバイカーズin 富士見パノラマ」のように、表向きはレースメニューで募集して、内容的にはツーリングメニューで人気を博す形で、山道走行のグレーゾーンを徐々にホワイトにするもの。それを羅漢高原で具体化しようと思いましたが、やはり、駄目でした。。。
確かに、岩国市の無理解や、自然公園法の壁はありますが、山代羅漢冠エリアの可能性を分析できたこと、そして、サイクルステーションの認定を受けたこと、さらに現役のMTBダウンヒルライダーの県庁職員や、県内実績No.1ショップのオーナーや、県車連、県協会の理事長などとも連絡を取っており、実験企画の続きを「先行山口」として行うことは有意味だと思っています。そして、羅漢高原拠点化企画から、山口全県企画へと優先順位転換を決め、「先行山口」と「自転車観光メンテナンス」の関係を整理して下記URLにまとめた上でのご連絡になります。
▼JKM/ 新たな考え(先行山口・概要懸案調整)⇒/JKM_Memo.htm#JKM_Ken
▼JKM/ 自転車観光メンテナンス(日本の実情)⇒/JKM_001112.htm#towa//JKM_001112.htm#NJ
その「自転車観光メンテナンス」は、MTB企画で自転車市民権獲得を目指す「クローズド&オープン」に、スタッフが自然増殖する「掛川方式【注】」と、自転車目線で観光資源変化観察をする「メンテナンス下関【注】」を加えたもので、言い換えるなら、サイクリング先達が自然増殖する玉石混淆自転車ソフトを許容する、ユーザー+ショップ+地域が三位一体となった「地域貢献型マルチサイクリングクラブ/LCMCC」を立ち上げ、人材育成や地域資源再発見や地域課題解決との接点を増やし、日常利用とスポーツ利用の溝を埋めるもの、となります。
その実証実験企画「先行山口」は、全県企画としての「【1】Think Cycling」、限定地域企画としての「【2】Think MTB」、そして逆に全国展開も視野にした「【3】Closed & Open & Zapping」に大別しています。
そして約4年越しの再始動として、担当窓口の分散化を考えており、以下の6企画+1のキーマンに当たる協力者にメールを出したところです。
12/3付【1】山口サイクリングプロジェクト研究会(仮称)/自転車観光メンテナンス ≪to_志賀.pdf≫
12/5付【2/1】杣道再生計画やましろ(仮称)/(リバティフィールド事務局のお願い) ≪to_広中.pdf≫
12/4付【2/2】オレンジトロフィー実行委員会(仮称)/きらめき財団への再アプローチ ≪to_永田、井上.pdf≫
12/6付【3/1】いわくに研究会プラス/タスクフォース陸封降海 ≪to_大塩.pdf≫
12/5付【3/2】4Jチーム山口/春需でソフトを売ろう! ≪to_山中.pdf≫
12/5付【3/3】MTB24時間耐久レース実行委員会/マイティデューロ再開に向けて ≪to_中澤.pdf≫
12/7付【Tri.】らかん清流サイクルステーション/(フライデープラン) ≪to_林.pdf≫
それらは下記URLにPDF化したものへのリンクを記載しています。
▼JKM/新たな考え(先行山口・★懸案調整)⇒/JKM_Memo.htm#JKM_KenCho
今回の「新たな考え」を、自分なりに整理しながらの呼び掛けで、その途中で、日本の自転車走行環境の矛盾が詰まっているフレーズとして「昭和の駅前サイクリングマップ看板の実情の打破/山中さんへのメール」や、岩国市の姿勢を問う「タスクフォース陸封降海/大塩さんへのメール」を思い付きました。ただ、最も重要視するのは「日常利用とスポーツ利用の架け橋」です。
大別した【1】と【3】に共通する、自転車ソフト「トレジャーハント26◆自転車さんぽ/THT26」のことですが、集計アプリをどなたか作って頂けませんか?そのための助成金申請を考えています!もちろん、三種のツーリングコンペティションを捨ててはいませんが、MTBラリーレイドは別枠にする必要があるので、【2】を用意した訳です。。。
具体的にどうするかは、他の協力予定メンバーに同様のメールを出した上で、意見や質問や要望を聞き、改めて方向性を出したいと思います。ただ言えるのは、各方面、それぞれの立場で目指している「自転車市民権獲得」のための登頂ルートの一つとして、「自転車観光メンテナンス」を提案しており、それを「先行山口」の中で「学習THT26」として警察認定「標準化」企画に出来ればと思っています。
以上、有形無形のご協力を、宜しくお願い致します。
※過去のイベントや企画や造語については、下記URLにほぼ網羅しています。<黒文字部分>
▼振り返り⇒/Rakan_TrailMaintenance.htm
※【注】は下記URLをご参照下さい。<黒文字斜体>
▼掛川NPOと下関継続調査⇒/JKM_001112.htm#towa2
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